成逸住民福祉協議会のあらまし

1.成逸学区の概要
 成逸学区は、京都御所、織物で有名な西陣や同志社大学のある京都市上京区の北西部に位置します。面積約0.23Ku。小学校校区は西陣中央小学校、中学校校区は烏丸中学校。
 学区内には七野神社、水火天満宮、若宮八幡宮、興聖寺、安居院西法寺、大應寺など多数の神社仏閣がある古い歴史を持つ学区です。
 明治2年堀川寺之内上る下天神町に成逸小学校(当時は上京第2番組小学校)が開校し、その通学区が成逸学区となりました。その成逸小学校も児童の減少のため、近隣4学区で統合(西陣中央小学校)し、平成9年に閉校しました。しかし、その跡地には全国で初めての市街中心地に立地する総合性地域性の養護学校の建設が進められ、平成16年4月に「京都市立北総合養護学校」(19年4月より、北総合支援学校)が開校しました。現在は4小学校が統合し、4学区は一つの校区となりましたが、住民の自治組織は統合せず4つの独立した組織のまま別々に運営されています。
 成逸学区の人口は2,673人(令和3年4月1日現在)、1,435世帯で、そのうち65歳以上が754人(28.2%)を数えます。地域では高齢化と少子化が進み、地域福祉問題はその担い手不足を含め深刻なものになっています。
 (京都市の人口は1,397,167人、総世帯数は722,118、上京区の人口は75,437人、総世帯数は42,127です。)
2.京都市における社会福祉協議会の組織
 京都市の社会福祉協議会は、市・区・学区の三層に組織されています。それぞれが連携、協力しあいながら、各々の立場で地域福祉向上のための活動を行っています。
(1)京都市全域を対象として福祉活動をする市社会福祉協議会(社会福祉法人)
(2)行政区を対象として活動をする区社会福祉協議会(社会福祉法人)
(3)学区(小学校区)を対象として活動をする学区社会福祉協議会(ボランティアの住民自治福祉活動団体)
3.成逸住民福祉協議会の組織
 成逸、西陣、桃薗、聚楽の4小学校が統合し、4学区は一つの校区となりましたが、住民の自治組織は統合せず4つの独立した組織のまま別々に運営されています。成逸学区におきましては、上記2.項(3)の学区社会福祉協議会を住民福祉協議会と呼んでいます。
(1)組織
 成逸住協は住協本部、学区内の町内会(26ヶ町)、各種団体(約20団体)で構成されたボランティアの住民自治福祉活動団体です。この中から本部役員を含む評議員55名が選出され協議会の運営にあたり、住民、各団体相互の連携のもとに市・区社協あるいは公的機関の手のとどきにくい地域に密着したきめ細やかな福祉を目指して活動しています。
(2)財源
 成逸住協の事業は、地域住民の支えあいの浄財である各町分担金(1世帯あたり年額2,760円)と、市・区社協の交付金を以ってその大部分の財源としています。
4.成逸住民福祉協議会の目的と事業
(1)目的
 成逸住協は元成逸学区の住民が相互に協力し合い、住民福祉の増進を図ると共に、健康で明るく住みよい町づくりを推進することを目的としています。
(2)事業
 ・住民福祉の増進に関する調査及び研究
 ・住民福祉の増進に関する地域福祉計画の立案並びに組織活動の促進
 ・住民福祉の増進に関する広報活動
 ・住民福祉に関する連絡協調、並びに各種団体に対する分担金の受給調整
 ・その他、この会の目的達成に必要な事業
5.成逸住民福祉協議会の歴史
 前身は成逸社会福祉自治連合会(設立年月不詳)。昭和48年、学区内町内会や各種団体の活動や分担金・助成金の受給を調整する協議会として成逸住民福祉協議会が設立された。昭和54年、成逸会館が完成。平成15年、養護学校建設に伴い新たに成逸会館誕生。
 ・歴代会長       
  昭和48年度〜昭和50年度 脇 坂 寿 一
  昭和51年度〜昭和54年度 渡 辺 忠 一
  昭和55年度〜平成 1年度 牧 本 新 市
  平成 2年度〜平成11年度 三 島 利 則
  平成12年度〜平成17年度 飯 田 修 蔵
  平成18年度〜平成25年度 小  森   裕
  平成26年度〜 山 本 國 隆

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成逸住民福祉協議会 〒602-0074 京都市上京区堀川通寺之内上二丁目下天神町650-1成逸会館内
E-mail: info@seiitujukyo.org     URL: http://seiitujukyo.org